鳥肌状のぶつぶつが目立つ乾燥肌症状について

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乾燥肌で悩む方には、鮫肌状態を通り越し、寒くもないのにずっと鳥肌が続くと言ったケースが見られます。掻いてしまったりすると、そこから雑菌が入り、びらん・炎症の原因にもなりかねないため、早めの適切な対策が必要です。

汗による排泄作用などが滞ることによって、こう言った症状は起こります。内側から代謝機能を効果的に高めれば、薬に頼らない安全な改善が可能となります。

入浴などで肌細胞を活性化させると、一時的に症状が軽減します。このことから、代謝の有用性は医学的にも注目されているのです。

鳥肌状の乾燥肌とは
見た目の特徴から、「鳥肌」とよく形容されがちですが、実はこの症状には「魚鱗癬(毛孔性苔癬)」と言うれっきとした病名があります。鳥肌、もしくは鮫肌のようにザラザラとした表面が伴う状態となり、同時に粉状のアカが発生してしまう場合もあります。胴体・肩・胸の側面・臀部・手足と、広い範囲に発祥する可能性があり、思春期に多く見られます。何かと周囲からの視線がきになる多感な時期がピークなだけに、特に女性にとっては困りものと言ったところです。

肌や細胞の代謝細胞における余分なアカが異常に発生し、それが毛穴を詰まらせることが主な原因と言われています。こうしたサイクル自体は、美容・健康において必要なものになりますが、ホルモンバランスが乱れがちな思春期においては、この作用が適切に働かないため、肌荒れへと繋がってしまいやすいのです。しかし、遺伝性の症状であるため、発症する人としない人に大きく分かれます。逆に脂肪分泌が目立つケースも少なくありません。

それに伴う辛い悩み
鳥肌状の乾燥肌による悩みは、見た目上の問題だけとは限りません。まず一つに大きなポイントとして、かゆみが挙げられます。広範囲に渡り強く感じてしまうため、生活の上で非常に苦労させられてしまいます。もちろん掻いてはいけません。隆起先端部に傷を付けてしまうと、そこから雑菌が入り、吹き出物、さらには糜爛(びらん)へと発展してしまいます。強いかゆさに悩まされながらも、我慢しなければならないと言う点が、苦しいところです。

次に、乾燥し皮脂を失った肌表面が、とても敏感になっていると言う点です。敏感肌はちょっとした刺激でも炎症に繋がってしまうため、服の素材や洗濯洗剤、また生活環境などにまで気を遣わなくてはならなくなります。

日々の生活から気をつける
こうした症状の軽減、改善には、外部的な有用成分利用の他、日常生活そのものの見直しが肝心となります。正しい代謝サイクルさえ実現できれば、毛穴に溜まる老廃物はスムーズに排泄される形となり、鳥肌ができにくくなるのです。以下に注意したい基本的なポイントを挙げています。今後の日常生活を過ごす上で参考にしてみて下さい。

1.食生活
やはり基本となるのが、食べ物の面です。炭水化物・肉・魚・野菜などをバランスよく摂ることで、体内環境を整えましょう。特におすすめである栄養素の一つに、肌荒れを防ぐ効果で知られる「ビタミンA」があります。角化による細胞運動の低下を防ぐ役割があるため、鳥肌をはじめとした、各種乾燥肌の心配が軽減できる形となります。

含まれる主な食べ物には、レバー・うなぎ・ブロッコリー・つるむらさき・チーズ・パセリ・ほうれん草などがあります。しかし、もちろんこれらのみを摂取していても正しい効果が生まれることはありません。前述の通り、バランスの良い食事に加えての活用を心掛けましょう。中でも、特に脂質との相性が良いとされる栄養ですから、積極的に取り入れてみて下さい。

2.規則正しい生活
次に、現代人が特に苦戦するであろうポイント、生活リズムの面です。睡眠時間や食事のタイミングが不規則であったり、またしっかり実践できなかったりすると、ホルモンのバランスが乱れ、新陳代謝が上手く行われません。酷い場合では更年期障害、若年性更年期障害と言った重度の症状をも伴ってしまい、またさらなる肌の異常を誘発してしまいます。ビジネススタイルによってはなかなか気の遣いにくい部分かもしれませんが、極力気を付けてみて下さい。

3.ストレスを溜めない
ストレス社会と呼ばれる昨今、自分では気付かないうちに心の疲れを溜め込んでしまっているケースが少なくありません。気持ち的な問題は体調にも密接に関わっているため、ただしんどさが伴うだけではなく、肌をはじめとしたさまざまな面に影響を与えます。

もっとも簡単な対処法としては、定期的な発散が挙げられます。まったく抱えずに生活をすることは現代において難しいため、週末やオフにはしっかり息抜きをしてみましょう。オンオフの上手な切り替えで、自分の心と上手く付き合っていくことに繋げられます。

外的な改善法
ですが、いくら気を付けていても、やはり細部までは注意が行き届かず、結局は症状に繋がってしまうケースも十分にあり得ることでしょう。そんな際利用したい手軽な方法を、いくつかご紹介させて頂きました。

1.入浴
まず、湯に浸かり、肌、そして内側からじっくり温めることの出来る、お風呂です。ただ温もるだけでも、乾燥した細胞に潤いを与え、さらには活動を活性化させる作用が得られるため効果的なのですが、そこへもう一工夫加えることで、より有用性を高めることができます。大さじ3杯くらいの重曹と、コップ半分程度の日本酒を加えてみましょう。湯上がりの保温を持続させることにも繋げられ、乾燥肌・鳥肌改善に適した、潤いが保てます。リラックスできるひと時へも役立てられるので、ストレス面への役割も期待できます。

2.せっけん
次に、体を洗う際のせっけんです。強い洗浄成分は、乾燥肌・敏感肌へは刺激を与えてしまうため、あまり適しているとは言えません。それどころか、症状を悪化させてしまい、さらなる炎症へも繋げてしまいかねません。そう言う方には、赤ちゃんの肌にも使用可能な「ベビーせっけん」が効果的です。肌をいたわることに重きを置いて作っているので、安心して使用ができます。加えて、洗体用のタオルも柔らかさのある素材を選びましょう。

3.クリーム
そして、湯上がりの潤いをさらに持続させる「保湿クリーム」の活用もおすすめです。植物由来の天然成分などは特に刺激が少なく、また潤いに繋げやすいので、選んで使用されると良いでしょう。近年では、比較的安価な製品でも質の良いものが少なくないため、出費面でも安心して利用することができます。

その他、皮膚科などでも出される乾燥肌に適した製品「尿素入りクリーム」を活用しても良いでしょう。特殊成分が含まれるため、金額的には若干割高となりますが、水分を肌に留める作用がより期待できる形となっており、早期の症状改善に役立てられます。有名なものには、角化性・乾燥性皮膚疾患治療剤である、「パスタロンソフト軟膏20%」などがあります。

4.薬
鳥肌状態が続き、アトピー性症状と判断された場合、ステロイド・プロトピックと言った製品が有用薬として用いられます。ですがこれらの継続使用は、症状の難治化誘発、また依存化を伴いかねないため、昨今ではあまり多用が勧められていません。その他、傷をつけてしまい雑菌が入り、強い免疫反応が起きた場合の症状を抑制する、シクロスポリンもその一つに挙げられます。ですがこちらもまた根治薬ではなく、依存性にも繋がりやすいため、あまり推奨されている薬とは言えない形となっています。けいれん・手足の震え・意識障害などの重い副作用における危険性もその理由の一つです。

やはり健康的な改善としては、上述それぞれのような、生活の上で工夫を凝らす形の、薬に頼り過ぎない自然な方法が適切と言えます。

寒くもないのに鳥肌のような見た目が続き、かゆみのみならず、美しさの面においても困らせる乾燥肌。一度なってしまうと、なかなか治りにくい点も特徴の一つです。そうした悩みを抱えないためにも、日頃から常にバランスの取れた、代謝作用を促す正しい生活リズムを心掛けることが重要なのです。

現代社会において、体調に気を遣いながらゆとりをもって過ごすことは、決して簡単なことではありませんが、日々の充実、そして後の快適な人生をも考えると、忙しいなりにもそれらを実践することがとても意義あるものと言えます。自分に合った工夫の仕方を、見つけられてみて下さい。